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埼玉県さいたま市

さいたま市が氷川参道歩専化で社会実験を

2020/10/08 埼玉建設新聞

 さいたま市は第16回氷川参道歩行者専用化検討協議会を開き、今後のスケジュールについて確認した。氷川参道を歩行者専用化(歩専化)に向けて、社会実験実施の具体方策を決定するための調査を行い、年明け1月に交通実態調査の結果や交通社会実験について協議することとなった。協議会では歩専化に伴う生活道路内の交通量増加などへの対策検討や現況の自転車通行に関する対策検討なども行った。

 氷川参道は車両が北方向への一方通行となっている。歩専化検討の対象区間は県道鴻巣桶川さいたま線との分岐点(一の鳥居)から北上し大宮中央通線までの約2㎞。北・中・南の3区間に分割し、南大通東線との交差点から北側の約450mにあたる中区間を先行的に歩専化した。

 周辺地域の交通量調査を行った結果、参道東側の生活道路で交通量が増加したため、西側の氷川緑道西通線などへの誘導が課題となっている。北区間と南区間の歩専化には交通問題に加え、地元住民との合意形成が重要課題に挙がる。

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