県土整備部は９日、埼玉会館大ホールで２０２０年度建設業コンプライアンス（順守）研修を開催した。約２００人が出席し▽建設業の安全管理▽建設業の賃金不払い▽建設工事に伴い生じる廃棄物の処理責任▽暴力団の実態と建設業における暴力団排除対策▽建設業法に基づくコンプライアンス――について学んだ。

　建設業法に基づくコンプライアンスは、建設管理課の担当者が説明。独占禁止法による規制や建設労働者福祉に関して説明した。また10月１日に施行された建設業法の改正ポイントを紹介した。

　研修会は、県が実施する公共工事の総合評価方式の選択評価項目における「県が推進する施策に係る研修」の一つとして位置付けられており、研修参加者には後日、受講証明書を発行する。

　なお研修は例年、６～７月にかけて各県土整備事務所などで行われていたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、10月に開催することになった。

【写真＝研修は密を避けて行われた】