県建設業協会中高支部（塩川伸一支部長）と県北信建設事務所中野事務所（唐澤則夫所長）は20日、地域貢献活動の一環として横断地下歩道の清掃活動を実施した。初の試みで、協会員と県職員約30人が参加。高圧洗浄機などを用いて床や壁の汚れを一掃した。

　出発式で塩川支部長は「新型コロナウイルス感染症の影響により、久しぶりの支部活動となる。きょうの清掃作業は初の試みであり、まずは安全に行ってほしい」とあいさつ。唐澤所長は「管内の横断地下歩道は春と秋に点検しているが、汚れが目立ってきた。支部から『一緒にやろう』と快諾いただき、さらに資機材も用意していただき本当にありがたい。利用者が気持ちよく通れるようきれいにしたい」と述べた。

　作業箇所は中野市の信州中野IC前にある高丘地下横断歩道と、山ノ内町の道の駅「北信州やまのうち」前にある佐野横断歩道の２カ所。参加者は竹ぼうきやブラシでたまった砂ぼこりを取り除き、高圧洗浄機で床や壁の汚れを洗い流した。

　管内には14カ所の横断地下歩道があり、次年度以降も必要に応じて協働での清掃を実施していく考えだ。