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群馬県富岡土木事務所

県富岡土木は甘楽町内5カ所で行う復旧工事を年明け1月に指名通知

2020/12/02 群馬建設新聞

県富岡土木事務所は2019年10月の台風19号により被災した甘楽町内5カ所を対象とする復旧工事について、年明け1月に指名通知する。復旧する5カ所のうち、災害査定段階で被災規模が最大なのは、小幡地先の新寺町谷橋上流。次いで同じく小幡地先で甘楽総合公園付近となる。復旧内容は大型ブロック積み護岸工などが中心となっている。

5カ所のうち、新寺町谷橋上流と甘楽総合公園付近の2カ所が砂防災害で、残る亀ノ甲橋上流、柳田橋上流、延慶橋上流の3カ所は河川災害の位置付け。

新寺町谷橋上流の57m区間で行う復旧工事は雄川右岸側を対象に実施する。コンクリートブロック積み護岸工を482㎡行うほか、1カ所の吐口工や延長92mの工事用道路工、延長18mの仮締切工を施工する。測量設計はアコン測量設計(前橋市)が手掛けた。

甘楽総合公園付近の復旧は雄川の左右岸で行う。24m区間を対象に◇大型ブロック積み護岸工=A142㎡◇舗装工=A10㎡◇地先境界ブロック工=L10m◇転落防止柵撤去再設置工=L34m◇工事用道路=L98m◇仮締切工=L34m◇仮水路工=L13m-。測量設計はアコン測量設計がまとめた。

このほかの復旧箇所ごとの工事概要は次のとおり。

【亀ノ甲橋上流(庭谷地先)】

庭谷川の左右岸が被災しているため、11m区間を復旧する。概要は◇ブロック積み工=A33㎡◇かご護岸工=A13㎡◇工事用道路工=L99m◇仮水路工=L49m◇大型土のう設置撤去工=N7袋-。測量設計はオウギ工設(前橋市)が担当した。

【柳田橋上流(庭谷地先)】

庭谷川の左右岸を対象に86・2m区間を復旧する。コンクリートブロック積み工を220㎡施工するほか◇かごマット高=L53m◇工事用道路工=L283m◇仮水路工=L135m◇大型土のう設置撤去工=N6袋-を実施する。測量設計はオウギ工設が手掛けた。

【延慶橋上流(轟地先)】

雄川右岸側を対象に38m区間で工事を実施する。法長10・96mの練石張工を410㎡施工するほか◇工事用道路工=L65m◇仮設道路工=L75m◇仮排水管敷設工=L80m-実施し復旧する。測量設計はアコン測量設計がまとめた。

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