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群馬県前橋市

前橋市の荻窪受水場で配水池築造

2020/12/16 群馬建設新聞

前橋市は2021年度から3年間で、荻窪受水場の配水池築造事業に取り組む。近接する荻窪配水場の配水池が老朽化していることに伴う、統廃合事業となっている。初年度に地盤改良など基礎工事を実施し、22年度に配水池の築造を実施。23年度中に完了し、同年度中の稼働開始を目指している。

荻窪受水場(荻窪町732-4)には容量2500立方mの配水池が1基ある。近接する荻窪配水場(荻窪町1345-8)の1000立方m配水池が老朽化。水を抜いての改修作業が困難なことや、今後の維持管理を考慮して、同受水場に新たな配水池を整備、両施設の統合を図る。

19年度に設計を利根設計事務所(前橋市)に委託。同年度中の完了を予定したが、新型コロナウイルスや台風19号などの影響で、設計作業に遅れが生じた。20年度中に指名競争入札で初年度の工事発注を行うスケジュールだったが、設計の結果、想定以上の事業費が必要となったため21年度に見送っていた。総事業費は明らかにしていないが、数億円規模になるという。

新たに整備する配水池は既設と同じく容量1000立方m規模で、ステンレス製となる。初年度は造成など基盤整備を行う考えで、発注の時期や方法を検討している。

荻窪配水場の既存配水池は将来的に解体する予定だが、解体工事の実施時期は、他施設の更新事業などを考慮して判断する。

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