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栃木県日光市

日光市、水道経営戦略案、21年度建設改良費8.7億、瀬尾、鬼怒川の監視設備更新

2021/02/09 日本工業経済新聞(栃木版)

 日光市は、水道事業経営戦略原案をまとめた。計画期間は2021~30年度。瀬尾浄水場、鬼怒川浄水場の中央監視設備や管路施設を更新し、老朽化する各施設の整備時期については優先度などを考慮して支出を平準化。統廃合も検討する。

 市の水道は1942年に供用。給水人口は7万9040人(19年度末)。主な施設数量は浄水場45カ所、配水池81カ所、管路1180㎞。

 中央監視設備(中央制御盤)の工事は瀬尾浄水場で22~25年度に、鬼怒川浄水場で23~26年度に計画。監視設備はバックアップ機能を持つよう機器類などの二重化を図る。

 管路施設の更新は現在、年間延長約5㎞を実施。老朽施設の増加が見込まれるため、優先度を定めるなど事業方針を明確にして事業を進める。

 施設のダウンサイジングでは浄水場や取水場、ポンプ場などの統廃合を検討。設備の簡素化や適性規模への転換など低コスト化も検討する。更新時などに省エネルギー型機器導入を進める方針。

 投資・財政計画で建設改良費は21年度8億7702万円、22年度8億5118万円、23年度8億8982万円、24年度8億7514万円、25年度8億3545万円、26年度9億7464万円、27年度6億9641万円、28年度9億4169万円、29年度9億5058万円、30年度7億8024万円と試算。

 戦略は策定中の市水道事業総合基本計画などと合わせて適宜見直しする。

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