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群馬県沼田市

沼田市21年度予算案発表

2021/02/11 群馬建設新聞


沼田市(横山公一市長)は10日、2021年度当初予算案概要を発表した。注目の市営住宅長寿命化改善事業は3億7556万4000円を計上し、東下原団地C棟の全面的な改修工事を実施する。24年度末までの事業期間となっている都市計画道路3・3・1環状線の栄町工区は3億4909万1000円で用地、補償、工事を進める。また、旧久米邸洋館保存整備、道路施設点検で事業費を確保。勤労青少年ホーム解体等整備事業は解体設計に着手する。

会見で横山市長は「明日の沼田をつくる元気みらい創造に関する事業の実施と新型コロナ対策事業も継続的に実施していく」と方針を示した。

一般会計は対前年度比2・1%増となる225億8317万8000円で2年ぶりの増額。一方、普通建設事業費は市役所解体など大型事業の終了を受け10・2%減の15億9608万6000円(構成比7・1%)。

東下原団地(栄町21-1)は、市営住宅長寿命化計画に基づき実施。これまでにA、B棟の改修を実施しており残るC棟に着手する。対象規模はRC造4階建て、延べ床面積1609・68㎡。設計は丸進建築設計事務所(前橋市)が担当。建築のほか電気、空調、給排水、ガスなど設備が改修対象となる。

環状線栄町工区は、利根実業高校(栄町165-2)から沼田脳神経外科循環器病院(栄町8)を結ぶ1337m区間で、利根実業高校側から500m程度が概成している。用地の確保状況に応じて工事を進める。

旧久米邸洋館保存整備は事業費6532万4000円。移築整備を内容とし、21年度と22年度で設計、工事を行う。道路施設点検は5841万円を計上し道路橋、道路トンネルなどの点検を進める。勤労青少年ホームは、勤労者会館、勤労青少年体育センター含め解体設計に取り組む。

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