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群馬県契約検査課

県契約検査課が総合評価落札方式でCCUSの導入試行

2021/03/24 群馬建設新聞

県契約検査課は建設キャリアアップシステム(CCUS)の活用を推進するため、4月1日以降に公告する総合評価落札方式の工事で、評価点項目に活用申請を追加する。CCUSの活用に関する申請を行うことで、0・3点を加点する。

申請内容と提出するものは◇事業者登録の有無=登録証の写し◇管理者ID(現場管理者)登録=現場利用料の支出状況などの写し◇技能者の就業履歴蓄積=当該現場における所属技能者履歴の写し◇カードリーダーの設置=設置写真-の4項目となっている。CCUSが普及するまでの取組で、登録の状況などで継続期間を判断する。

総合評価落札方式による最高点は変更しないため、CCUSの試行により、これまで県内企業の下請け活用で1・0点を加点していたものを、0・7点に変更する。

CCUSは2019年4月に本格運用を開始。21年1月末までに県内の事業者登録1077社、技能者登録は4451人となっている。今回の試行は技能労働者の早期加入を目的として実施。

20年度は、県土整備部で工事成績評定への加点を試行しており、管理者ID登録とカードリーダーの設置による0・5点加点など最大で1・5点を追加している。新規購入費や現場利用料を現場管理費で計上することで負担軽減なども図っている。

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