県道路整備課は2019年度から進めてきた道路橋塗装へのポリ塩化ビフェニル(PCB)含有調査で、調査対象352橋のうち25橋が低濃度ながら含有していることを明らかにした。21年度は先行して沼田土木事務所の西栗橋で、補修工事の一環として塗料の剥離などを実施する。
25橋を土木事務所ごとにみると◇前橋=2橋◇高崎=3橋◇藤岡=3橋◇富岡=2橋◇中之条=4橋◇沼田=8橋◇桐生=3橋-という状況。それぞれ塗装の剥離と処理を予定する。沼田以外の事務所でも、22年度以降に補修工事と合わせてPCB塗装の対応を進めることになる。
調査を行ったのは1966年~74年に架設され、PCB含有が疑われる橋梁。低濃度塗装についてはは2027年3月までの撤去が求められている。