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千葉県教育庁

新県立図書館等で基本設計/県教育庁/21年度の主要事業概要/投資的経費に71・3億円

2021/07/05 日刊建設タイムズ

 県教育庁は、当初予算における主要事業概要をまとめた。それによると、同庁所管の予算は3702億2261万円(対前年度当初比3・2%減)で、このうち投資的経費は71億3071万円(同26・2%減)となった。主要事業は、新県立図書館等複合施設整備事業、県立学校長寿命化対策事業、特別支援学校整備事業、県立学校空調設備整備事業、総合スポーツセンター整備事業など。

 新県立図書館等複合施設整備事業に1億3420万円を計上したほか、3億700万円の債務負担行為を設定。19年度に策定した「新県立図書館等複合施設基本計画」に基づき、基本設計や埋蔵文化財調査、バリケードの設置などを実施する。

 20年度は、建設場所となる県立青葉の森公園はらっぱ付近を対象に、土壌分析表層調査を実施。調査はクリタス(東京都豊島区南池袋1―11―22)が担当した。

 このほか、総合スポーツセンター施設整備事業として庭球場クラブハウスの建て替え工事実施設計や武道館給湯器他改修工事などを実施する。また、県立学校空調設備整備事業に債務負担行為を含む事業費16億4329万円を措置し、事業を推進する。

 各課の主要事業は次の通り。(カッコ内は予算額)

【教育政策課】

 ▽県立高等学校再編事業(553万8000円)=21年度末を目標年次とする「県立学校改革推進プラン」に続く、新たな計画の策定に向けて外部有識者による懇談会の設置など、長期的な視点に立った、今後の魅力ある県立学校づくりのあり方について検討を進める

【教育施設課】

 ▽特別支援学校整備事業(22億4016万6000円)=児童生徒の増加に伴う特別支援学校の過密解消のため、校舎等の整備を行う▽県立学校長寿命化対策事業(2億7920万円)=県立学校施設の長寿命化対策を推進するため「県県有建物長寿命化計画」に基づき大規模改修等を行う▽高等学校再編事業(1億707万5000円)=県立学校改革推進プランに基づく魅力ある高等学校づくりを進めるため、施設・設備の整備を行う▽県立学校空調設備整備事業(8億8129万6000円、債務負担行為7億6200万円)=猛暑対策として、生徒の体調管理のため、県立高校の普通教室に整備した空調のリース料等を引き続き負担するとともに、教職員の執務環境の改善を図るため、職員室等の管理諸室への空調整備を進める

【生涯学習課】

 ▽新県立図書館等複合施設整備事業(1億3420万円、債務負担行為3億700万円)=「新県立図書館等複合施設基本計画」を踏まえ、県立図書館と県文書館の複合施設の整備を推進する

【文化財課】

 ▽県立博物館・美術館の整備(9億6933万5000円)=県立博物館・美術館の機能強化のため、施設整備や改修等を行う。①房総のむら風土記の丘資料館大規模改修(20年度からの継続)②美術館屋上防水改修工事Ⅱ期他

【体育課】

 ▽総合スポーツセンター施設整備事業(4658万5000円)=総合スポーツセンターの施設改修等を実施し、機能向上を図る。①総合スポーツセンター庭球場クラブハウス建て替え工事実施設計等②総合スポーツセンター陸上競技場自動火災報知器制御盤改修工事③総合スポーツセンター武道館給湯器他改修工事実施設計▽国際総合水泳場施設整備事業(4290万円)=日本水泳連盟公認の水泳場として必要な施設改修等を実施し、機能向上を図る。雑用水自動加圧給水ポンプユニット改修工事実施設計

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