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(社)埼玉県電業協会

電業協会があと施工アンカー講習会開く

2021/07/07 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は2日、あと施工アンカー講習会を埼玉建産連研修センターで開催した。サンコーテクノ㈱(千葉県流山市)の協力を得て行い、12人が受講した。講師を務めた同社の大久保英木氏は冒頭、「あと施工アンカーの製品知識、施工品質の向上を目的として、講習を実施させていただいている。疑問をぶつけていただき、できる限り回答したい」とあいさつした。

 講習内容は、あと施工アンカーの▽使用例▽地震による被害▽分類、施工上の要点▽性能▽施工品質確認――など。大久保氏は「近年、ゼネコンがあと施工アンカーを重視し、知識を蓄積してきている」と述べ、2012年12月に起きた笹子トンネルの崩落事故がきっかけになっているとの見解を披露した。

 また「たかがアンカー、されどアンカー。1本で人の命が守られる」と話し、「重要性を広めていただきたい」と呼び掛けた。

 座学ではアンカーの分類について詳細を説明したほか、品番の見方や施工方法などについて解説。実技は降雨のため、屋内で行った。

 講習会は新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じて行い、検温、アルコール消毒、換気を徹底した。

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