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千葉県印西市

上限金額は86億円/中央駅圏複合施設整備プロポ/PFI事業で実施/印西市

2021/07/08 日刊建設タイムズ

 印西市は5日、「(仮称)千葉ニュータウン中央駅圏複合施設整備事業」の公募型プロポーザルを開始した。人口、世帯数ともに著しく増加している千葉ニュータウン中央駅圏の多種多様な市民ニーズに対応するため、健康、福祉、子育て、文化芸術等の機能を備えた複合施設を整備する。「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」に基づく特定事業として実施。PFI事業のサービス対価の予定価格(上限価格)は総額85億9000万円。駐車場賃料は総額5億9900万円を上限、また 民間施設等に係る貸付料単価および地代単価は月174円/㎡を下限としている。事業期間は2045年3月31日まで。

 16日まで第2回直接対話への参加を受け付け、28~30日に対話を実施。9月27日~10月1日に参加表明書および参加資格確認申請書、同月26日~11月1日に提案書を受け付け、12月に事業者を選定する。

 事業対象地は、中央南1―2の一部ほかの敷地面積約1万1800㎡。事業対象は、複合施設の新設、中央駅前地域交流館1号館の一部改修、中央駅前地域交流館2号館の解体、民間施設など。

 新施設は、BTO方式により整備。選定事業者は本事業の実施のみを目的とした特別目的会社(SPC)を設立。設計・建設を行った後、市に施設の所有権を移転し、維持管理および運営業務を行う。

 1号館はRO方式とし、施設の所有権を市が有したまま、SPCが一部改修を実施。その後、維持管理および運営業務を行う。

 民間施設および外構は、新施設と民間施設の施設形態が「合築」「分棟」の場合で事業方式が変更される。

 新施設および1号館の維持管理業務および運営業務については、指定管理者制度を導入。市議会の承認を受け、SPCを指定管理者として指定する予定。

 業務内容は、公共施設等の設計および建設に関する業務、総括管理業務、施設等の維持管理業務・運営業務、駐車場事業に関する業務など。

 同事業のアドバイザリー業務は八千代エンジニアリング㈱が22年3月25日までの納期で請け負っている。

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