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群馬県渋川土木事務所

県渋川土木の千石沢3の土石流対策 近く一般競争公告

2021/07/08 群馬建設新聞

県渋川土木事務所は渋川市赤城町津久田地先に位置する利根川支川千石沢3の土石流対策として、砂防堰堤の本堤、副堤のコンクリート打設工事の発注を近く行う。発注方式は条件付一般競争入札により公告。設計は地測設計(前橋市)がまとめた。

千石沢3に設置する砂防堰堤は、コンクリート製の本堤、副堤、水叩き、側壁、籠工による取付護岸で構成する。全体概要は本堤が堤長49m、高さ8m、コンクリートボリューム1960立方m。副堤は堤長28m、高さ2・5m、コンクリートボリューム326立方m。鋼製流木止め0・6t、側壁工がコンクリートボリューム69立方m、水叩工のコンクリートボリュームは111立方mを計画している。発注する工事は本堤部約700立方m、副堤部約250立方mのコンクリート打設となる。

千石沢3は2020年度に工事へ着手しており、本堤および副堤の基礎部分で約3m厚の地盤改良が完了している。

現在は、本堤のコンクリート打設に田子林業(渋川市)の建設により着手したところ。今回発注するのは、引き続き本堤および副堤のコンクリート打設を進めるもの。

同事業は土石流危険渓流である千石沢3から発生する土石流から人家や県道を守るため、砂防施設整備を行う。保全対象には渋川市立赤城北中学校(津久田2280)や県道津久田停車場前橋線なども含まれる。

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