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市造協が2021年度まちづくり研修会開く

2021/07/12 埼玉建設新聞

 さいたま市造園業協会(内田香会長)は8日、県庁近くの埼玉県県民健康センターで本年度のまちづくり研修会を開き、会員など30人以上が聴講した。

 冒頭、内田会長が「われわれが担う公園や広場、街路樹、緑地整備などは市民に一番親しまれている仕事と認識しており、要望も非常に多いと聞いている」と造園業の果たす重要な役割を強調。さいたま市が目指す、まちづくりに引き続き貢献していく姿勢を示した。

 講演は2部構成で、第1部はさいたま市職員からの情報提供、第2部は協会の顧問弁護士による講義が行われた。第1部では参事兼都市公園課長の麻生和彦氏が「都市公園施策」を、みどり推進課長の飯野慎一氏が「みどり推進施策」を、見沼田圃政策推進室長の秋山浩一氏が「見沼田圃施策」をそれぞれ説明。麻生氏は近年整備した公園を紹介したほか、過去5年間の整備実績、本年度整備計画を示した。また、民間資金を活用した都市公園の新たな整備管理手法「Park―PFI」についても解説。他県での導入事例や市が事業化を目指す2公園の検討状況を明かした。続く、飯野氏は緑地保全と推進の将来像や方針を示した「さいたま市緑の基本計画」の改定スケジュールなどを説明し、秋山氏は見沼田んぼの歴史や特長、保全・活用に関する各種取り組みを紹介した。

 休憩を挟み、協会顧問弁護士の田中登氏が県内の汚職事件について解説。過去に発生した収賄事件などを取り上げ、コンプライアンスを強く呼び掛けた。

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