記事

事業者
長野県建設部建築住宅課

3号棟設計を近く/常盤上一団地建替え/建設工事は1年前倒し

2021/07/14 長野建設新聞

 県建築住宅課は、大町市常盤で整備を進めている県営住宅常盤上一団地建替事業で、3号棟の実施設計を7月下旬にも公告する。8日に開いた課の建設工事請負人等選定委員会で入札参加資格を決めた。入札方式は総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)。入札参加要件は建築コンサルタント、県内本店、所属1級建築士3人以上、1級建築士配置。発注規模は2000万円未満。建設工事は当初の計画を1年前倒し、2022年度に着手する予定。

 同団地は1965~68年に建設された平屋の市営住宅48戸と県営住宅66戸が隣接しており、市営住宅を県へ移管した上で、県が県営住宅と併せて建て替えを進めている。2019年2月に1号棟(RC造4階建て36戸、延べ3077㎡)が完成。現在は2号棟(RC造4階建て24戸、延べ2118㎡)を建設中で、完成はことし11月の予定。3号棟は建て替え計画で最後の住棟となる。1号棟、2号棟とも設計はアーキプラン(長野市)が受注した。

 今回の業務内容は住棟(3号棟、RC造3階建て27戸、約2330㎡)の建設、附帯施設および外構の整備工事の実施設計。開札予定時期は8月上旬で、履行期間は約180日。

 当初の計画では建設工事は23~24年度の2カ年で予定していたが、1年前倒し22年度の着工、23年度中の竣工を目指す。その後、集会場を建設し事業を完了させる。

 なお1号棟の建設工事は建築を岡谷組、機械設備を日管建設、電気設備を小松電気設備、屋外付帯施設等を平林工業が、2号棟の建設工事は建築を守谷商会、機械設備を日特工業、電気設備を安曇電設、屋外付帯施設等を平林工業が施工している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら