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埼玉県飯能市

飯能市名栗中の活用検討にNPOが参加希望

2021/07/19 埼玉建設新聞

 飯能市で3月に閉校した名栗中学校の活用検討をめぐり、市特産の西川材を使ったカヌー製作などの活動を展開する環境保全NPO法人「名栗カヌー工房」が事業参入に名乗りを上げていたことが分かった。木工教室など教育現場にも関わってきたことから、市に参加希望の意向を伝えたもよう。動きを踏まえて市は今後、地域自治会や環境事業者などとも協議を重ねる方針だ。

 一番乗りとなった名栗カヌー工房は、児童向け遊戯施設を運営するイオングループのイオンファンタジーと連携協定を結んでいる。市は具体的な方向性を示していないものの、2社の協働で屋内アトラクションへの施設活用も見込まれる。

 既存施設に近隣の公共施設を複合化する場合、名栗地区行政センター・公民館(RC造、延べ床面積1960・88㎡、1980年建築)、名栗診療所(木造、同281・79㎡、90年建築)、名栗幼稚園(木造、同646㎡、99年建築)などが挙がる。

 名栗中(上名栗2833)にはRC造4階建ての校舎1棟(延べ床面積2241㎡)と体育館(同2163㎡)の2棟が残っている。

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