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新潟県上越市

DBで8月上旬公告/特定港町賃貸住宅の改修

2021/07/28 新潟建設新聞

 上越市は、港枚直江津地区の特定公共賃貸住宅(港町2)改修に当たり、設計・施工一括(DB方式)のプロポーザルを8月上旬に公告する。10月中旬までには事業者を選定する考え。民間のノウハウを活用し、改修工事は2022年度に行う。

 01年に竣工した港町特定公共賃貸住宅は、SRC造14階建て、延べ床面積3863・76㎡。近年は空室が目立っている。民間アイデアの導入により、選ばれる公営住宅への改修を行い入居率の向上を図る。本年度の当初予算には設計業務費用として3168万円を計上していた。

 吉田都市整備部長は「公営住宅での民間アイデア・ノウハウを募集するものだが、現在・将来的なライフスタイルの変化に対するアイデアは空き家の利活用やまちなか居住を推進する上でのヒントになると期待している」と述べた。 

 竣工時の施工者は建築本体が本間組・高館組・中田建設JV、電気設備が信愛産業・水嶋電気工事JV、機械設備が丸互・北陸工業・頸城水道JVが担当している。

28日には、「第1回港町特定公共賃貸住宅改修プロポーザル選定委員会」を開催。一部非公開で設計事業者と施工業者の選定に向け、要求水準書や審査基準などを審議した。

 選定委員会は外部委員の倉知徹新潟工科大学工学部准教授と江口香代一級建築士(EG建築設計室)のほか吉田都市整備部長など市職員計6人で組織。委員長には倉知徹新潟工科大学工学部准教授を選任した。


【民間アイデアで改修】

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