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新図書館、安房合庁は公募プロポ/県県土整備部営繕課/発注予定の委託9件追加/児相基本設計は公募型指名

2021/08/03 日刊建設タイムズ

 県県土整備部営繕課は1日付の発注予定を公表し、▽新千葉県立図書館・県文書館複合施設建築工事基本設計▽安房合同庁舎建築工事基本設計▽鴨川庁舎建築工事基本設計▽(仮称)印旛児童相談所建築工事基本設計▽(仮称)東葛飾児童相談所建築工事基本設計――など9件を追加した。新県立図書館・県文書館複合施設建築工事基本設計と安房合同庁舎基本設計については、いずれも第4四半期に公募型プロポーザルにより発注する。

 新県立図書館・県文書館複合施設は、県立図書館3館(中央図書館、西部図書館、東部図書館)を1館に機能集約した上で、県文書館との複合施設となる新たな「知の拠点」を整備するもの。建設場所は県立青葉の森公園(千葉市中央区青葉町)のはらっぱ付近を予定。施設規模は延べ約1万7000㎡。基本設計の業務期間は約10か月。委託費は当初予算において、年度事業費1億3420万円を計上するとともに、3億7000万円の債務負担行為を設定した。

 安房合同庁舎は、安房地域の4庁舎を集約し、旧安房南高校跡地の一部を活用し、新庁舎を建設する。建物は事務所棟と車庫倉庫棟で構成。事務所棟が延べ約6300㎡、車庫倉庫棟が延べ約2200㎡。基本設計の業務期間は9か月。委託費は6月補正予算において基本設計・地質調査費として7300万円の債務負担行為を設定した。

 鴨川庁舎は、安房保健所(安房地域保健福祉センター)の鴨川地域保健センター庁舎を建て替え、鴨川庁舎との集約化を図る。施設は庁舎と車庫倉庫棟で構成。鴨川地域保健センター敷地内に仮設庁舎を整備するとともに、既存庁舎を取り壊し、解体跡地に事務所棟を建設。仮設庁舎から事務所棟へ移転後、仮設庁舎を取り壊し、跡地に車庫倉庫棟を整備する。建物規模は、庁舎がRC造3階建て延べ約1600㎡、車庫倉庫棟がS造2階建て延べ約440㎡。基本設計の業務期間は7か月。基本設計は簡易公募型指名競争入札により第3四半期に発注する。

 同庁舎については、新庁舎の基本設計のほか、建築敷地の地質調査、鴨川地域保健センターの解体工事実施設計も実施。いずれも第3四半期に指名競争入札で発注する。業務期間はいずれも5か月。解体する建物は庁舎(RC造2階建て延べ989㎡)と機械室(RC造平屋建て延べ39㎡)、など。

 委託費は、6月補正予算において既存庁舎解体設計に760万円を計上するともに、基本設計・地質調査費として3000万円の債務負担行為を設定した。

 (仮称)印旛児童相談所と(仮称)東葛飾児童相談所については、基本設計と地質調査を実施。基本設計はいずれも簡易公募型指名競争入札により第3四半期に発注。業務期間は8か月。建物規模は、印旛児童相談所がRC造2階建て延べ約4900㎡。東葛飾児童相談所がRC造2階建て延べ約4700㎡。

 建設場所については、印旛児童相談所が印西市牧の原地先の県企業局所有地、東葛飾児童相談所が松戸市高塚新田地先の松戸市所有地を予定する。

 県の6月補正予算で基本設計等業務委託費として1億100万円の債務負担行為を設定した。

 このほかの発注予定では、県千葉リハビリテーションセンター建築工事実施設計について、発注予定時期を第3四半期から第4四半期に変更するほか、業務期間を12か月から14か月に延長した。

 同センターは、千葉市緑区誉田町1―45―2の現在地で建て替える計画。建物規模は延べ約3万7000㎡。基本設計は山下設計が担当。

現在の県文書館

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