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プロテックエンジニアリングの落石実験施設が起工

2021/08/25 新潟建設新聞

 ㈱プロテックエンジニアリング(野村利充代表取締役社長、聖籠町蓮潟5322-26)が計画する斜面災害対策製品の実験施設の建設工事が着工を迎え、24日に起工式を執り行った。同社をはじめ施工を担当する熊谷組の関係者らが出席。野村社長や熊谷組北陸支店の岸研司支店長による神事が行われ工事の安全を祈願した。

 実験施設は約1億円を投じ、聖籠町の同社敷地内に建設。S造で、幅10m、延長45m、高さ17m。落石フェンス用の常設実験施設として業界最大級の規模となる。同施設では、落石防護および崩壊防護フェンス等の実物供試体を用いた実証実験が行われ、実験では実物のフェンスを施設に設置し、落石に見立てた重りを上から落とすことで、捕捉性能などを実証する。11月の完成を予定しており、稼働は来春ごろからとなりそうだ。

 野村社長は「これまでは限られた実験施設、規模で製品開発を行ってきた。この実験施設により当社製品のより精度の高い性能の証明が可能となり、ラインアップも拡充できる。日本の災害対策に貢献するため実験施設には大いに期待している」と語る。

 施工を担当する熊谷組北陸支店の岸支店長は「安全はもちろん、品質の確保に取り組み、期待に応えられるものを無事故無災害で、工期内に完成させる」と決意を述べた。

【写真=実験施設の完成イメージ、神事を執り行う野村社長】

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