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(社)埼玉県電業協会

埼電協が1級施工管理技術第二次検定で準備講座開く

2021/09/09 埼玉建設新聞

 埼玉県電業協会(岡村一巳会長)は3日、1級電気工事施工管理技術検定の第二次検定受験準備講座をさいたま市内の埼玉建産連研修センターで開講した。講師はケイ・教育企画サポート事務所主宰の小泉一夫氏。模擬試験で解答能力を養い、きめ細かな個人別学習指導を行うことで全員合格を目指す。講座は3日、10日、24日、10月1日の計4日間を予定している。

 初日のあいさつで、小泉氏は「過去問をしっかりと精査し、ポイントを丁寧に解説する。第二次検定のほとんどが記述式で大変だが、全力で皆さんの合格のお手伝いをさせていただく」と20人の聴講者へサポートを約束したのち、指導を開始した。

 この日はまずガイダンスに沿って出題範囲、記述式解答書や施工経験記述の作成方法など初歩的な説明を行い、午後からは模擬試験に臨んだ。4日間にわたって毎回模擬試験を行い、解答の添削、個人別学習指導などを行う。模擬試験では施工経験記述、法令、用語の定義などについて過去に出題された問題を参考に試験問題の傾向を探り、受講者各々に合わせた対策を講じる。

 改正建設業法の技術検定制度の見直しにより、本年度から施工管理技術検定が新制度へと移行。具体的には「学科試験」が「第一次検定」「実地試験」が「第二次検定」にそれぞれ名称が変わり、第一次検定の合格者は監理技術者の専任緩和を目的に創設された「技士補」の称号を得ることができる。「技士補」は監理技術者を補佐する。補佐を配置することで、監理技術者は特例監理技術者として、一定条件を満たした2つの現場を兼任することが可能となる。

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