五泉市は2日、交流拠点複合施設「ラポルテ五泉」のオープンに先立ち開館記念式典を執り行った。当日は五泉市関係者ならびに工事関係者、地権者、来賓など計150人程度が出席。テープカットを行い、盛大にオープンを祝った。
冒頭のあいさつで伊藤勝美市長は関係各位に感謝の意を述べるとともに「多くの方々の支援により本日を迎えることができた。このラポルテ五泉が核となり、さまざまな効果を市全体的に波及させていく必要がある」と述べた上で「複合型施設としての潜在能力を最大限に発揮し、この施設にしかできない独創的かつ魅力的な運営を行っていくことが私の責務」と話した。
また、花角英世新潟県知事の代理として出席した橋本憲次郎副知事が「この施設が子どもから高齢者までさまざまな世代に親しまれるとともに地域間の交流施設として活用されることにより、この地域の新しいシンボルとして愛され、地域振興の大きな原動力になることを願う」と祝辞を代読した。
式典では、設計を担当した香山壽夫建築研究所・鈴木設計企画JV、建設工事の横山建設・山隆建設JV、電気設備工事のユアテック・デンコーJV、給排水衛生設備工事の小池設備工業、空調設備工事の越配・丸和工業JV、舞台設備工事の三精テクノロジーズにそれぞれ感謝状が贈呈された。
受贈者を代表し、香山壽夫建築研究所の香山壽夫会長が「完成したこの施設が五泉の伝統をさらに豊に広げ、未来につなぎ、大きなものとして一つの力となることを期待するとともに、大きな喜びと感謝を申し上げる」と謝辞を述べた。
建設地は赤海863地内。東公園隣の敷地面積2万3441・43㎡。
規模はW造平屋建て、RC造一部3階建て(ホール部分)、延べ床面積3744・18㎡。
同施設は、「賑わい」と「憩い」をコンセプトに掲げ整備された。
客席数500席程度の多目的ホールのほか、市が日本に誇るニット製品や絹織物をはじめ、地元の特産物を販売する産直・産業スペースやカフェスペースなどが設けられている。また屋内に木造建築を生かした遊具を備える子どもの遊び場や開放感のあるガレリア空間が特徴的な建物となっている。
【写真=伊藤市長が式辞、関係者、来賓でテープカット、設計・施工企業に感謝状贈呈】