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山梨県笛吹市

次の工事は年明けに 笛吹市砂原橋周辺の送水管

2021/10/16 山梨建設新聞

 砂原橋周辺(石和町砂原・八代町増利地内)の送水管敷設で笛吹市水道課は、次の工事発注が年明けになるとの見通しを示した。周辺の市道に埋設するもので、予定より発注が遅れることになる。市道整備の進捗に合わせ今後発注時期を調整するが、状況により来年度に先送りする可能性も出てきた。

 当初は10月の入札を予定していたが、道路改良が思うように進まず年内の工事発注はなくなった。同課担当者は「年度内には発注したいと考えているが、難しいようなら予算を来年度に繰り越すこともあり得る。砂原配水場整備のスケジュールもあるため、そう先延ばしするわけにもいかないのだが」と頭を抱える。

 送水管は境川浄水場と砂原配水場を結ぶもので口径は100㎜。東日本大震災発生時にも破損しなかったといわれる最上級の管、DIP-GX形を使用する。すでに砂原橋への添加など整備が進み、残すは約370mの区間。同課はこのうち約200mを先行して整備する方針で、本年度に工事を発注する予定を立てている。

 砂原配水場については新山梨環状道路のルートに掛かるため近隣に移転する計画。来年度の着工、完成を目指す。同配水場はかつて県道白井河原八田線のルートに掛かり移転した経緯があり、今回で2度目の移転となる。

 移転先は現在、同配水場の関連施設がある場所。新たに民地を買収して建設する予定で、現在カワイにより4300㎡ほどの敷地の調査が行われている。

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