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梅香トンネルが貫通

2001/07/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 茨城県は11日、国道349号線の水戸市梅香~金町までの区間延長607mで整備を進めていた「梅香トンネル」の貫通を祝し、トンネル坑内に岡田広水戸市長や多くの工事関係者らを迎え貫通式を行った。これまでは仮称・水戸トンネルで事業を進めてきたが、式後の祝賀会で正式に梅香トンネルに命名された。供用開始は14年3月の予定。

 式では、関係者らが見守る中、橋本昌知事と岡田市長が左右から通り初めし、中心点で握手を交わした後、鏡開きや万歳三唱で貫通を祝した。

 引き続いて、祝賀会で橋本知事は「無事故、無災害で実際の工事を進めてきた関係者に心から感謝したい」とあいさつ。施工者を代表し、鹿島建設の上堀専務取締役関東支店長が「地理的条件が非常に難しく、厳しかったが、新しい技術を駆使した日本でも例を見ないトンネルになった」と現場を振り返った。

 梅香トンネルは、国道349号線道路改築事業・水戸道路の最後の工区で10年11月に着工、梅香工区を開削工法、金町工区をNATM(ナトム)工法で整備を進めていた。事業費は約55億円。施工業者は梅香側が大林・細谷・冨士開発JV、金町側が鹿島・熊谷・竹中土木、武藤JV。



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