十日町市議会は12月24日、全員協議会を開催し、常任委員会がまとめた新縄文館建設など2022年度予算編成に対する要望を発表した。関口芳史市長は「2年目を迎える十日町市総合計画後期基本計画を柱に、地方創生に資する予算としたい。国の補正による経済対策、遊休資産の処分にも取り組み、自主財源を生み出して一丸となって取り組む」と所信を述べた。
◎担当課に対する要望は次のとおり
◆建設課
◇交通量の多い市道の迅速な舗装修繕と市道整備に際しての地域ごとの要望対応
◇流雪溝未整備地域での整備
◇老朽化した消雪パイプ施設等の維持管理と積極的な新規敷設。特に松代、松之山地域での検討
◇除雪車両のオペレーター確保と登下校時に合わせた除雪体制整備。認定外道路除雪の拡充
◇危険な踏切の総点検と計画的な改修
◇市内に約10億円の経済効果があった住宅リフォーム補助事業の継続
◆企画政策課
◇農地付き物件の空き家バンクへの追加
◇山間集落への道路、側溝、水道、防犯灯の維持補修
◆防災安全課
◇大雪時の危険に対処する空き家対策チームを編成し、再利用や解体を働きかける
◆教育総務課
◇学校施設におけるトイレの改修。一部から要望がある和式トイレを残す必要性等の検討
◆学校教育課
◇学校防災管理体制の強化
◆文化財課
◇笹山縄文館の展示充実と新縄文館建設の検討
◆スポーツ振興課
◇体育施設のトイレ改修と照明器具LED化
◆農林課
◇恒常的な水不足解消に向けた小規模ため池造成
◆観光交流課
◇十日町雪まつり資料館または資料室の開設
◆エネルギー政策課
◇宮中ダムでの小水力発電、民間木質バイオマス発電所実用化、太陽光発電の推進等による、4年後に迫った市内消費電力の30%の再生可能エネルギー創出の実現
◆環境衛生課
◇市民向けのLED照明取替え補助制度
◆上下水道課
◇施設、設備の老朽化対応に関する課題と対応策の明確化