昭和町は2022年度から押原中校舎の増築工事に着手する。県の方針に沿い「25人学級」を実現するため教室を6室増やす。工事は2年計画で、1年目は用地を確保するための準備工に充て、2年目に本体工事に着手。23年度末完成を目指す。工事の発注方法などは今後詰める。
学校教育課によると、現校舎の北側に用地を確保し、増築する。近隣に校舎を建設し、渡り廊下でつなぐ案もあったが、用地確保などの問題から、この計画に固まった。用地には現在、電気・給排水設備、駐輪場などがあるため、2022年度は1年かけて、これら設備を移設する。
増築校舎はRC造4階建てで、延べ床面積は1000㎡弱を見込む。1階に会議室や倉庫、印刷室を配置。2~4階に計6教室を整備する。設計は馬場設計が作成した。23年度着工、完成を目指す。
準備工と本体工をまとめて発注するかどうかは現在検討中。22年度当初予算案に2年分の予算を計上し、一括発注する可能性もあるという。詳細は町長による予算の査定を踏まえ決める。
同課では新型コロナの影響により、資材が不足したり価格が高騰することを懸念する。同課担当者は「コロナで材料が入りにくいという話も聞く。大幅に予算が膨らむようなことにならなければいいが」と話している。
【写真=校舎北側に増築する】