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補修内容を解説/長生橋を愛する会と新建協長岡がフォーラム

2022/02/05 新潟建設新聞

 長岡市で1月28日、長生橋フォーラム2021が開かれた。管理者の県長岡地域振興局が現在進捗中の補修工事に触れ、新年度は21年度に引き続き、上弦材の補修工事を進める予定であると話した。

 フォーラムは長生橋を愛する会、県建設業協会長岡支部が主催。3部構成の講演に先立ち、本年度初めて開催した長生橋フォトコンテストの表彰式も行われた。

 「長生橋補修工事の実際」を主題に講演した長岡地域整備部維持管理課の得間謙一課長は、最初に長生橋の現況を説明。「竣工からことしで84年経過し、橋の健全度を計る20年度の法定点検で13種類の補修計画と、歩道についても4種類の補修が必要となった」と報告。

 21年度は越後交通鉄工所が上弦材補修工(定着径間)、防護柵補修工を施工しており、22年度についても「上弦部材の補修を進める。全完了まではあと6年を見込む。交通止めなどにご協力をお願いしたい」と述べた。

 21年に施工した工事については「13年度に調査し、その際見つかった強度不足部分の補強も兼ね、6月~11月に工事した」と説明。防護柵工事にも触れ「支柱、主梁、横梁の変形や腐食が進行していた。当初の当て板を当てる計画ではなく、取り替え工事になった」と述べた。

 今後は複定着径間斜材補修工、ゲルバーヒンジ部補修工などが予定されている。

【写真=100人が出席した】

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