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60周年で9月に記念式典/総会開き事業計画承認/県地質調査業協会

2022/05/14 新潟建設新聞

 新潟県地質調査業協会(平野吉彦理事長、キタック)の2022年度定時社員総会が11日、新潟市内のホテル日航新潟で開かれた。本年に協会創立60周年を迎えることから、9月8日に記念式典を行うことを明らかにした。

 冒頭のあいさつで平野理事長は「今年は当協会が設立されてから60周年の年になり、9月には記念事業を行うことになっている。この60年の時代の流れの中で、諸先輩方が今の協会の地位を築いてくれたと思う」と敬意を表した。続けて「人口減少や少子高齢化がわれわれ協会にも大きな影響を与えてきている。それは労働時間や働き方改革、生産性の向上、担い手の確保育成という形で経営上の大きな課題になってきている。こうした環境に対応していくため、協会としても令和4年度にいろいろな取り組みをしていきたい」と積極的に協会事業に取り組む姿勢を示すとともに、これからも地質調査を行う会社と技術者の必要性は変わらないとして、技術を継承していく必要性を訴えた。

 上程された議案は全て原案通りに承認された。本年度事業計画では、国・県・市との意見交換と要望・提案活動、各種研修会の開催、小学校への出前授業、高等学校での地質調査実習などを予定。これらを通じ、地質調査技術の向上や社会貢献のさらなる推進、担い手育成などに努めていく考えだ。堀武夫副理事長(興和)は「皆さまと一緒に協会活動をしていくことが大事だ。こうした活動を通して、事業量の確保を訴えていきたい」と呼び掛けた。

 役員の選任では、新たな監事に加藤敏弘氏(応用地質北信越事務所)を承認した。

【写真=平野理事長、新潟市内で開かれた総会】

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