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群馬県中部農業事務所農村整備課

中部農業の22年度主要事業まとめ

2022/06/16 群馬建設新聞

中部農業事務所農村整備課(田口敦課長)が2022年度に実施する事業概要をまとめた。前橋市の上細井中西部地区は、1億円で区画整理工0・4haと付帯工一式を一括とする工事を計画。伊勢崎市で実施している境小此木東部地区は2件の区画整理工を発注する。佐波新田用水は1地区と2地区で計3件の水路工を計画している。新たにスタートする事業としては坂東大堰2期と宮室原中の2地区があがる。いずれも実施設計を委託し、23年度以降の着工を目指す。各事業とも例年通り8月~10月に発注が集中する見通し。

県営事業は8事業13地区、事業費総額は5億1842万4000円となった。21年度からの繰り越し分と、同年度補正分を合わせると12億6920万9000円を確保したかたちとなる。県営調査計画は2地区600万円となっている。

工事はいずれも非かんがい期に実施するため、入札手続きは8~10月に集中することになりそう。11件の発注を計画、そのうち◇佐波新田用水第1地区采女幹線2工事◇佐波新田用水第2地区世良田幹線1工事◇山子田地区設備更新3工事◇富士見地区富士見芳賀2号支線2工事-の4件が条件付き一般競争入札、残る7件は指名競争入札で発注する。

上細井中西部地区は事業費1億円を確保。前橋市上細井地内でC工区5工事の発注を計画している。区画整理工0・4haと、付帯工を工事概要に盛り込む。

伊勢崎市の境小此木地内で取り組む境小此木東部地区は区画整理工2件を計画。3・3haと3haに分割して、いずれも指名競争入札で発注する。22年度事業費は5610万円となっている。

佐波新田用水の長寿命化工事は、第1地区と第2地区で進行中。第1地区は伊勢崎市鹿島町地先から同市日乃出町・境伊与久地先に掛けて流れる境采女幹線を施工する。延長200mと100mの2分割で工事を発注する計画。うち、100mを施工する2工事が条件付き一般競争入札の予定となっている。第2地区は太田市世良田地先で世良田幹線400mの長寿命化改修を実施する。条件付き一般競争入札で発注する方針。

石綿管などの更新を行っている農村地域防災減災事業(特定農業用管水路等特別対策)は◇榛名東部◇富士見◇宮室原中-の3地区で実施。榛東村長岡地先の榛名東部地区は、山子田1号支線の3工事として管路工約50mを計画。前橋市富士見町時沢地先の富士見地区は、富士見芳賀2号支線2工事で管路工640mを推進する。22年度に事業化となった宮室原中地区は実施設計を委託する方針となっている。

坂東大堰2期地区も22年度に事業化、実施設計を委託する考え。渋川市・吉岡町地先で調査を含んだ設計を進める。

このほか、山子田地区は揚水機2基および電気設備工事を実施。大正用水3期地区は前橋市上細井地内の水路橋長寿命化に着手。下部工の発注を計画している。

事業化に向けて調査を進める県営調査計画は◇中群馬◇赤城大沼用水4期-の2地区。中群馬は用水路改修を計画。赤城大沼用水は過年度から実施している既設水路の長寿命化を継続する。いずれも、7月以降に計画資料策定業務を指名競争入札で委託する。

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