県契約検査課は県土整備部が２０２１年度に執行した入札で、工事契約件数２０９９件、金額合計４３９億３３００万円となったことを明らかにした。契約件数は前年度比６４２件減、金額合計は同比２１１億１１９９万円減少した。

過去３年の入札契約件数を見ると、20年度が２７４１件、19年度が２７６２件、18年は２４６７件となり、21年度の契約件数が大幅に減少していることが見て取れる。

また、金額ベースにおける過去３年では、20年度が６５０億４４００万円、19年度が６９４億３０００万円、18年度は５４４億２１００万円となっている。21年度は５００億円を割る発注金額となっており、大きく減額したことがわかる。

入札方式ごとでは◇一般競争入札＝４４８件、２４０億８６００万円（前年度比92億５０００万円増）◇指名競争入札＝１４５１件、１９１億６２００万円（同３４１億２１００万円減）◇随意契約＝２００件、６億８５００万円（８億２６００万円減）－。20年度に比べると一般競争入札が２９８件増加、これに伴い指名競争入札は８１２件と減少した。

一方で、発注方法別の平均落札率は◇一般競争入札＝97・８％◇指名競争入札＝96・５％◇随意契約＝97・７％－となり、全ての発注方式でおおむね例年通りとなっている。