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群馬県館林土木事務所

県館林土木事務所は新堀川導水路で水路改修

2022/07/21 群馬建設新聞

県館林土木事務所は一級河川新堀川導水路(明和町大輪外地先)で河道掘削工事を計画している。8月中に新秋野橋までの残施工区間の約200mをそれぞれ約100mに分けて発注する見通し。発注は一般競争入札を予定している。

また入ヶ谷橋の架け替え工事も並行して進める。上部工はすでに公告中で、28日の入札を見込んでいる。入ヶ谷橋は複合門型ラーメン橋で、橋長17・2m、幅員15m。設計業務は長大(東京都中央区)が担当した。

新堀川導水路は、浸水被害を軽減するため、下流の排水機場能力に合わせ、約1500mの区間で河道拡幅を進めている。

既存護岸は、ブロック積と鋼矢板の複断面構造となっており、現況河床幅は5~6mで、改修後は幅9・6m、深さ4・75mとなる。22年度は矢板護岸工および切梁設置を実施した区間で、既存護岸の撤去を含む掘削工を計画。併せて、河床に厚さ40㎝でコンクリートを打設し、工事を完了させる。護岸設計業務は、日本工営(東京都千代田区)が担当した。

工事は上流部の一級河川谷田川との合流部から進めており、21年度末までに約200mでブロック積護岸を完成。その下流部約600m区間は軟弱地盤であり、施工中の安全確保を図るため、矢板護岸を採用した。鋼矢板は、ハット形で1枚当たり10・5~11m×90㎝。

さらに下流部の約660mは、上流部と同様に矢板護岸による整備を予定。花咲橋から約280m下流の協和橋までは、日本工営、協和橋から新堀川排水機場までの約380m区間は、八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が護岸設計をまとめた。

同区間内には橋梁8橋、水路橋3橋が架かる。今後、橋梁部については、現況を検証し、必要な対策を進める考え。

事業区間にある橋梁および水路橋は次のとおり。

【橋梁】①豊橋(町道橋)②明和橋(県道橋)③吉野橋(町道橋)④協和橋(町道橋)⑤春野橋(町道橋)⑥花咲橋(町道橋)⑦新秋野橋(町道橋)⑧入ヶ谷橋(町道橋)施工中

【水路橋】①邑楽用水路(水資源機構)②新堀川水路橋(水資源機構)③用水路(町)

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