県蚕糸園芸課はぐんまフラワーパーク（前橋市柏倉町２４７１－７）のリニューアルについて、年度内に基本設計業務の受託者をプロポーザルで公募する見込みを示した。工事は２０２３年度から花壇の造成を中心に進めていく。現在、基本計画策定業務の公募型プロポーザルを実施しており、８月下旬ごろに選定結果を業者に通知する。計画策定は23年１月31日までとなる。

同施設は敷地面積21・５haに温室やフラワーホール、ショッピングプラザなどが立地している。開園から30年以上が経過しており、施設の老朽化や入園者の伸び悩みなどの課題があることから、県有施設の在り方見直しで対象施設となっていた。

22年度は基本計画を策定するほか、基本設計をまとめる予定。23年３月下旬から休園にし、４月から工事に着手する見込み。園内を区分し、測量業務や建物の耐震性調査などが完了した場所から工事を進めていく。

23年度は主に花壇の造成工事に取り組む考えで、24年度に既存施設のリノベーションを行い25年４月の開園を目指す。

５月補正予算で基本計画策定委託２０２１万８０００円、基本設計委託４１３８万２０００円を確保。21年６月に実施したサウンディング型市場調査で提案された事業アイデアについて、ブラッシュアップおよび具体化を行い基本計画を策定する。その後、基本設計を年度内の履行期限で委託する見通し。工事着手は23年度以降になる。

同課では、リトリートの推進など県の２０２２年度の重点施策を反映しながら調査結果の内容を精査していく。