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群馬県富岡市

南後箇岩染地区水道再編 額部ポンプ場建設等を

2022/10/20 群馬建設新聞

富岡市は岩染・南後箇地区で進めている第2次水道再編計画事業で行う額部ポンプ場建設工事と同ポンプ場から岩染配水池への送水管敷設工事を12月ごろに一括で発注する。工事は2024年2月末までの工期で進める予定。23年度は浅香入増圧ポンプ場建設工事や野上配水区連絡管敷設工事などを計画する。設計は都市開発設計(前橋市)が手掛けた。

額部ポンプ場は、額部保育所(南後箇1180-7)南側の敷地約260㎡に整備。作業用車両約1台が停車可能なスペースを確保する。

建屋はRC造平屋、床面積25・7㎡、出入口は保育所側に設ける。送水ポンプの形式は多段渦巻ポンプで、口径がφ50㎜、吐出量0・165立方m/min、全揚程は90m。2台設置する。電動機は全閉外扇形三相誘導電動機を配置。出力は7・5kw、極数が4P、電圧は3φ200V、周波数50Hz。始動方式はスターデルタ始動を採用する。

真空ポンプはφ20㎜の水封真空ポンプで、吸込風量は0・1立方m/min、負圧はマイナス27kPaを採用。2台設置する。電動機は0・4kWの全閉外扇形三相誘導電動機となり、極数は2P、電圧は3φ200V、周波数は50Hz。始動方式はじか入れ始動を採用する。

テレメータ装置はIPテレメータ子局となる。ポンプ井水位計は投込み式で、測定範囲は0~3m、出力信号はDC4~20mA、電源はDC24Vの2線式。

送水流量計の形式は水中型検出器で、口径は32A、測定範囲が0~10立方m/h、電源はAC100Vを採用する。

送水管は県道下仁田小幡線の歩道部に開削で敷設し、市道南後箇岩染線に敷設した上水道管に接続させる。φ75㎜のダクタイル鋳鉄管(GX型)を延長約80m敷設する。

浅香入増圧ポンプ場は現時点では半地下構造となり、内寸2000㎜×2000㎜×1250㎜の矩形人孔を設置し、幅3050㎜×長さ3050㎜×高さ2085㎜の物置で覆う計画。

増圧ポンプは、口径φ25㎜のステンレス製立形多段ポンプを採用。吐出量0・044立方m/min、全揚程が38・5m、許容押込圧力は0・78Mpa。2台設置する。設置する電動機は、0・75kWの全閉外扇形三相誘導電動機となり、極数が2P、電圧は3φ200V、周波数は50Hz。始動方法はインバータ。

野上配水区連絡管敷設工事は南後箇森交差点から南へ向かった約200m区間を対象にφ100㎜のダクタイル鋳鉄管(GX型)を開削で敷設する。災害時の断水対策として工事を行う。

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