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群馬県前橋市

前橋市が南高校通線で初弾工事

2022/11/05 群馬建設新聞

前橋市は、月内に都市計画道路南高校通線の道路改良工事を公告する。亀里町で拡幅改良を行う事業で、今回が初弾工。延長320m区間で側溝整備などを実施する。2023年度以降、予算状況などを考慮して段階的に工事を進める。事業完了までには5カ年程度を要する見通し。

事業区間は主要地方道前橋長瀞線バイパスと主要地方道前橋玉村線に挟まれた約750m区間。区間内に位置する県立前橋南高校(亀里町1)の生徒が頻繁に利用する路線となっているが、歩道が未設置の状況。大型車の通行も多く改善要望が上がっていた。

現状の幅員約7mを14mに拡幅、両側に3・5mの歩道を新設する。主要地方道との交差点部には右折レーンを設けるため、幅員16mとなる。設計は藤和航測(前橋市)がまとめた。

初弾工は南高校周辺の延長320m区間で、道路北側を対象とする。工事概要には◇側溝設置◇L型擁壁整備◇転落防止柵設置-と構造物整備が盛り込まれる。加えて、車道および歩道の基層までの舗装工事を実施する。

同事業は21年度に用地買収に着手。22年度も当初予算に事業費約1・5億円を計上し、用地買収を進めてきた。7月には追加の補償算定業務を藤和航測に委託。同業務を進めつつ、用地買収に取り組んでいる。

23年度は南高校側に当たる道路南側の側溝整備などに取り組む方針となっている。予算状況や用地買収の進捗を鑑みて、発注内容を検討。段階的に工事を進め、早期の事業完了を目指すとしている。

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