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群馬県藤岡市

防災重点ため池の調査 23年度は2池対象

2022/11/08 群馬建設新聞

藤岡市は防災重点農業用ため池の劣化および耐震調査業務について、2023年度に2カ所の委託を計画している。対象となるのは藤岡(北山)地内の山崎池(だるま池)と保美(小倉)地内にある保美ため池。23~25年度を期間とする3カ年実施計画で、23年度の事業費として1301万3000円を位置付けた。

庚申山総合公園内にある山崎池(だるま池)は、劣化調査と耐震調査を行う。耐震調査ではボーリング調査も実施する。

だるま池は天端幅2・6m、堤高7・6m、堤頂長62m、総貯水量4000立方mの規模。築造年は不明、均一型の池となっている。洪水吐はコンクリートの側水路型で、断面は高さ0・6m、幅5m。05年度に護岸工や取水工、洪水吐、安全施設の改修を実施した。

保美ため池は、メイレイクヒルズカントリークラブ(三本木1039)の東側、藤岡市道139号線(通称・ふるさと通り)沿いに位置。16年度に耐震調査を実施しており、今回は劣化調査のみ行う。耐震調査では補強工事の必要性は指摘されなかった。

保美ため池は天端幅3m、堤高10・9m、堤頂長78m、総貯水量4万立方mの中心遮水ゾーン型。洪水吐は高さ0・7m、幅7・8mのコンクリートの側水路型で整備されている。1991年度に漏水対策工、取水設備、洪水吐の改修を行った。2012年度については法面保護工を実施した。

市内には6池の防災重点ため池があり、今回の2池を除いた4池はすでに調査が完了している。

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