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群馬県前橋市

前橋市が大松山浄水場の改修に着手

2023/01/21 群馬建設新聞

前橋市は大松山浄水場(富士見町小暮1895-2)の配水池工事に向けて、設計業務を公告した。老朽化などの課題を抱えている施設となっており、基本設計から詳細設計までを一括してまとめる。2月10日に開札、履行期限は9月27日まで。業務の成果を考慮して、用地買収など施工に向けた準備を進めていく。

同浄水場は1973年に建設した施設。施設内の1号水源および施設外の2号水源に加え、芦川水系の補水によって供用している。施設全体が老朽化していることや、1号水系の維持管理に必要な工事車両進入路が未整備なこと、水源異常時の芦ヶ関水系補水量が十分に確保されていないといった課題が生じていることから工事を計画した。

既存配水池はいずれも矩形でRC造。有効容量は1号が100立方m、2号が225立方mとなっている。工事後の配水池の数などは明確化しておらず、同業務の中で劣化状況を調査した上で検討を行う。有効容量は既存施設と同等の規模を確保、材質はRC造とする方針。既存施設は次亜塩素の注入を着水井から行っているが、工事後は管路注入で行うことを想定している。管種はダクタイル鋳鉄管を標準とする。

今回の業務で全体の施工計画や改修後の施設規模などをまとめ、詳細設計まで作業する。必要に応じて用地買収などを行い、施工に向けた準備を進めていく。

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