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栃木県芳賀町

芳賀町予算案、道路、橋梁に3.2億円、下原地区まちづくりで計画作成

2023/02/15 栃木建設新聞

 芳賀町は、2023年度当初予算案を発表。一般会計は前年度比18・8%減の86億円。普通建設事業費は10億6588万7000円。LRT整備工事、芳賀第2工業団地造成、地域レジリエンス事業など大型事業が終了し、68・2%の減少。主な事業では町道飯島上横西線を含む3路線と五行橋橋梁補修の道路・橋梁施設の整備、芳賀遊水地・桜堤遊歩道の整備、下原地区のまちづくり計画などの生活拠点整備、祖母井保育園屋根、モテナス商業集積地駐車場舗装など公共施設改修を推進する。(3面に予算額)

 道路・橋梁施設の整備は3億2115万円を予算化。飯島上横西線は改良舗装に向け設計、工事費で計1億5200万円。市の堀線は改良舗装で工事、用地測量、積算業務、補償費の計4800万円。与能八ツ木線は舗装工事、積算業務で計4400万円を措置。

 五行橋は老朽化で補修工事に着手。工事、積算業務、現場技術業務に7715万円を計上。詳細設計は年度内に完了する見込み。

 芳賀遊水地・桜堤遊歩道整備は1億1160万円。計画を見直し、供用開始時期を2026年度から28年度に修正。桜の植栽に必要な土づくりを行うため、芳賀遊水地右岸土壌改良工事に3600万円、桜堤遊歩道植栽基盤造成工事に6100万円を配分。芳賀遊水地両岸に季節の草花を植栽する工事費に460万円を措置した。

 生活拠点の整備は2億6201万6000円。下原地区まちづくり計画作成業務に266万2000円を計上。既存住宅の居住環境改善や民間活力を活用した住宅団地形成を図る。宅地の規模は祖陽が丘団地と同程度の5~6haを想定している。

 祖母井北部地区まちづくり調査検討業務には256万円。今後の市街地整備事業実施を見据え検討を進める。

 祖母井中部地区は、内町天神延生線などの道路築造工事に4150万円、測量・調査等委託料に1365万円、移転補償費5770万円を配分。地区内の城の内公園は再整備する計画で事業費700万円を計上。芝生広場、トイレ、東屋を設置する。

 祖母井中央地区は多目的広場の造成工事に3500万円、測量・調査等委託料2918万円、移転補償費6700万円を割り振った。

 主な公共施設の改修事業には1億3893万6000円を充当。祖母井保育園屋根改修に設計・工事費2897万4000円、芳賀東小学校教室棟防水に工事、設計、監理業務委託料2392万5000円、モテナス商業集積地駐車場舗装に設計・工事費4753万7000円、温泉センター第2号源泉ポンプ交換工事に3850万円を措置した。

 このほか地籍調査の継続2地区と新規4地区の測量業務に1億373万9000円、役場庁舎雨漏り調査に407万円、旧稲毛田小学校普通教室棟防水工事設計に163万9000円、海洋センターろ過機更新工事設計に902万円を充てた。

 特別会計は公共下水道事業が60・5%増の6億7100万円。水処理センター増設工事に2億4560万円、管渠布設工事に1億9400万円を配分。

 芳賀工業団地排水処理センターは前年比113・3%増の1億6000万円、農業集落排水事業は2・2%減の1億7900万円、宅地造成事業は増減なしの7050万円。

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