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群馬県太田土木事務所

県太田土木事務所の本木氏インタビュー

2023/05/19 群馬建設新聞

太田土木事務所には、2003年度から05年度までの3年間在籍。今回、所長という立場で、大きな責任を感じていると話す。事務所内では「仕事はチームワークを第一に、明るく風通しの良い職場になるように努めたい。職員全員で力を合わせて、太田市や周辺地域の安全・安心の確保と地域の活性化に向けて取り組んでいきたい」と意気込んでいる。

事業を進めるにあたっての基本的な考え方は、県土整備プランに基づいて、地域の皆さまのご理解、ご協力をいただきながら、計画的に事業を進めていくことだという。今後の展望については「引き続き、大川、八瀬川等の河川改修や石田川流域調節池の整備、前橋館林線等の電線共同溝など、防災・減災対策を推進していく。また、多様な移動手段の確保として、太田大間々線バイパスや桐生伊勢崎線拡幅などによる物流の効率化や、歩道整備や交差点改良事業による安全で円滑な交通の確保にも力を入れたい」と語る。

いろいろな思い出の中で、ダム関係の業務に携わることが多かったため、倉渕ダムの中止と八ッ場ダムの検証再開のことを思い出すと話す。「さまざまな関係者のご協力のもと仕事を進めることができたが、それぞれ中止や再開の結果となった。いずれも多くの皆さんの協力がなければ、何も始まらず、多くの皆さまに支えられながら何とかやっていた。」と当時を振り返る。

建設業界へは「地域の守り手として、安全・安心の確保や社会経済活動の維持のために欠かすことのできない存在。当たり前と思われがちな安全・安心を確保する役割を担っていただいていることは大変ありがたい。」と語る。

若手職員へは「失敗を恐れずチャレンジ精神を持って積極的に取り組むこと、広い視野と柔軟な思考を身につけてもらうこと、ものづくりの大切さを知ってもらうこと」を期待したいとし、「そのためにも事務所全体で若手職員の成長のための環境作りに努めたい」と話す。

趣味や休日の過ごし方は、山登りや散歩、コロナ禍ではじめた庭木の剪定など。「腰痛を防ぐために歩き始めたら、いつの間にか山登りになっていた。コロナ禍で始めた庭木の剪定も、まったく素人で面白くて、ついつい切りすぎてしまう。松の勢いがなくなったしまった」と苦笑いを見せた。

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