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群馬県桐生市

桐生市は9月補正予算を明らかに

2023/08/22 群馬建設新聞

桐生市(荒木恵司市長)は21日、9月補正予算案を明らかにした。庁舎整備に伴う分庁化の一環として、旧西中学校を教育委員会などが所属する(仮称)総合教育センターへと移行する改修工事費として、15億4821万7000円の2カ年継続費を設定した。水道庁舎として改修を行う旧昭和小学校改修事業では、3億2730万5000円を計上し、同様に2カ年継続費を設定している。

継続費の内訳は総合教育センター整備事業は23年度が5億9887万円、24年度は9億4934万7000円。旧昭和小学校改修事業は23年度1億3092万2000円、24年度が1億9638万3000円としている。

旧西小は2棟の校舎棟で構成されており、校舎1はRC造3階建て、延べ床面積1949・33㎡。校舎2はS造4階建て、4576・44㎡。耐震補強工事や内装改修工事、エレベーター改修工事などを行うとしている。教育委員会事務局と教育研究所などの既存教育施設を集約し、教職員研修機能や不登校の生徒に対する指導対策、教育相談体制などのさらなる充実を図る施設とする方針。設計は群馬県建築設計センター(前橋市)が担当した。

旧昭和小学校改修事業における主な工事は、屋上防水改修および水道庁舎機能を移行する1階部分の改修となる。こちらも総合教育センター整備と同様に群馬県建築設計センターが設計を担当している。校舎はRC造3階建て、6394㎡の規模となっている。

このほか、tsukurun(ツクルン)サテライト整備工事費として3099万8000円を計上し、施設改修工事費やデジタル機器の導入などに充てる。整備場所は桐生市保健福祉会館(末広町13-4)の1階部分を活用して実施。小中学生を対象としたVRなどのデジタル技術に関して学べる施設を整備する。

東長寿センター(東1-8-41)では空調機器の不具合が生じているため、改修工事費へ1650万円を計上。また、大川美術館では施設整備費補助金に2カ年で5000万円を交付する。23、24年度の2カ年で工事を計画し、それぞれ冬に工事の着手を予定。23年度分は2151万3000円により、工事を行う。

新里支所温水プール管理事業では当初予算のほかに583万円を追加。ウォータースライダーの劣化部分を対象に外壁の一部補修工事を行う。

一般会計予算総額は15億4098万円を追加し、総額485億1571万4000円とした。

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