県富岡土木事務所は、下仁田町青倉地内で計画する桑本沢１号砂防堰堤の改築補強工事に向けた用地調査業務について、詳細設計および用地測量が順調に進めば２０２４年１月に指名通知する方針を示した。用地調査業務の履行期限は３月を予定する。

用地調査の対象物件は詳細設計および用地測量実施後に確定させる。

測量および詳細設計業務は22年度に関東測量（前橋市）に委託。用地測量業務はアマネックス（前橋市）が受注しており、９月15日までの履行期限で業務を進めている。

桑本沢１号砂防堰堤は、県道小平下仁田線の柚の木橋から約３００ｍ上流に向かった位置に整備されている。堤長40ｍ、堤高８ｍ、天端幅２ｍの不透過型石積堰堤となっており、１９４２年に築造された。冨永調査事務所（高崎市）が行った砂防設備点検で水叩きの摩耗・洗堀が指摘された。健全度はＢ（経過観察）。

砂防関係施設の定期点検結果を踏まえて、施設のライフサイクルコストの縮減や年間予算の平準化などを図るように定めた群馬県砂防関係施設長寿命化計画の年度計画に基づき施設の補修を行う。