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群馬県都市整備課

県都市整備課 クリエイティブシティ推進事業に着手

2023/09/14 群馬建設新聞


県都市整備課は、クリエイティブシティ推進事業に着手する。対象区間を前橋駅から県庁までとし、都市が抱える交通サービスの諸課題を解決するため、MaaSなどの新たなモビリティサービスに対応した道路空間や沿道、街並みを含めた一体的な構想デザインを策定する。策定にあたり9月補正予算案へ3100万円を計上。コンペによりデザインを選定する予定で、公募方法や時期などはこれから調整するものの、年度内の策定を目指すとしている。

同事業は前橋市が策定したアーバンデザイン計画と整合を図りつつ行われるもの。アーバンデザインは、まちづくりの方向性や将来像のイメージパースなどのビジョン・プラン編と、具体的な事例を提案し民間の活動を促進するアクション・プラン編で構成されている。策定区域は前橋駅から中心商業地を経て県庁周辺のエリアを含む約158ha。官民を問わず、共通の理念に基づいたまちづくり事業を展開し、魅力ある中心市街地を目指しており、まちなかウォーカブル推進事業の活用を念頭に各種取り組みを進めているところ。

県では、アーバンデザインが目指すウォーカブルなまちづくりと協調する道路空間とすることで、現在、さまざまな市民活動が行われつつある中心市街地の賑わいを一層加速する効果も見据え、前橋駅から県庁を結ぶ路線とその街並み等を対象に事業を実施。県道前橋停車場線(前橋駅から本町2丁目交差点まで)の約500m、国道50号(本町2丁目交差点から本町1丁目交差点まで)の約500m、そして市道県庁前通り線(本町1丁目交差点から県庁前交差点前まで)の約500mが対象区間となる。

構想デザインを策定後は、その実現に向け道路を管理する県、前橋市および国土交通省と協力しながら検討していくとしている。

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