県中部農業事務所農村整備課は渋川市から伊勢崎市にかけて流れる大正用水で、４期目となる改修事業を計画している。本年度から３カ年で調査計画資料の作成を進め、２０２６年度の事業採択、実施設計着手を目指す。本年度は、月内にも調査計画の作成業務について指名通知を行う方針としている。

幹線水路約23・９kmのうち、４期目として計画しているのは約１・５㎞。老朽化している施設の長寿命化などが目的。計画延長は老朽化が進む部分のみを合わせたものとなる。

事業はＲＣ３面水路やコンクリート平板ブロック積み、コンクリートブロック積みで整備されている開渠部分での改修が中心となる見通し。このほか、排砂門や余水吐などでの改修も予定している。

計画資料の作成業務では、事業計画や概算事業費、事業効果などを本年度から３カ年かけてまとめる。資料作成業務は、年度ごとに発注する方針。25年度までに事業計画をまとめ、26年度に事業採択および実施設計へ移り、27年度の工事着手を目指す。

現在は、同用水の３期目となる事業が進捗している。19年度に事業着手しており、本年度については水路橋の上部工や除塵機の更新工事を発注している。