県前橋土木事務所は前橋市富士見町小暮地内で計画している主要地方道前橋赤城線小暮工区の無電柱化事業について、２月に一般競争入札で工事を公告する。関連する河川の護岸工と道路改良工事を一括しての発注となる。

同事業は、前橋赤城線と主要地方道渋川大胡線が交わる小暮交差点を中心に４００ｍで無電柱化と交差点改良を行うもの。現在は広い歩道がないことに加え、交差点に右折レーンがなく渋滞が起きていることからその対策を目的に事業を計画した。

現在の交差点は幅員７ｍで全方向に右折レーンがない状況のため、交差点改良で４方向全てに右折レーンを設置、両側に幅員３ｍの歩道を整備した全幅17ｍとする。合わせて、事業区間の無電柱化も実施する。これまでに交差点の北側での工事のほか、交差点西側で渋川大胡線北側部分での工事が完了している。

現在、交差点東側を流れる竜の口川で県道部分のボックスカルバート工事が進行中。これから発注する工事で、ボックスカルバートを挟んで上下流部分約35ｍを対象に護岸ブロック積工を２００㎡の範囲で実施する。

道路改良工事は交差点の南側70ｍが対象。本格的な歩道整備や電線地中化に備え、両側の路側部分で、コンクリート擁壁の設置工事などを計画している。