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群馬県高崎土木事務所

天王川橋梁下部工など 近く一般競争公告

2024/01/27 群馬建設新聞

県高崎土木事務所は高崎市棟高町地先に整備する(仮称)天王川橋梁の下部工事および高崎市保渡田町地先に築造する大清水川函渠工事について、それぞれ近く条件付き一般競争入札を公告する方針を示した。2工事ともに工種は土木一式工事で、工事期間は13カ月を見込む。なお、下部工事についてはフレックス工期の活用を想定している。

天王川に架設する天王川橋梁は橋長8・8m、全幅25mのPCプレテンション方式単純床版橋で整備。工場で製作した1本当たり8・7mの主桁を34本架設する。34本合わせた鉄筋量は約2t。中桁32本と外桁2本合わせたコンクリートボリュームは約84・5立方mとなる。上部工の架設工法はトラッククレーンによる一括架設を想定している。アルミ製高欄兼用防護柵(B種)は延長19・8m設置する。照明は設置しない方針。

橋台2基は高さ4m、幅約26・7mの逆T式で築造。基礎は2基ともにφ1000㎜の場所打ち杭を12本打設して仕上げる。

A1の躯体は226・1㎡の一般型枠、約11・5tの鉄筋、251・8立方mのコンクリートで築造する。A1の場所打ち杭は長さ8m。約6・5tの鉄筋と75・4立方mのコンクリートを使用して整備を行う。

A2の躯体は226・5㎡の一般型枠、約11・4tの鉄筋と251・5立方mのコンクリートにより築造する。A2の場所打ち杭は長さ6・5mとなる。鉄筋約6・6tと61・3立方mのコンクリートで整備を行う。

橋梁設計はアマネックス(前橋市)がまとめた。

大清水川函渠は大清水川に整備。工事は施工影響範囲の市道を全面通行止めにして行う。内空断面は高さ5100㎜×幅9600㎜となる。掘削土量は約3000立方m。1293・9㎡の普通型枠、135・3tの鉄筋、1282・6立方mのコンクリートを使用して築造する。

このほか、護岸コンクリート工や護岸復旧工も行う。護岸コンクリート工は函渠内で施工する。379・7立方mのコンクリートを使用して行う。護岸復旧工は約228㎡のブロック積みで実施する。

設計は冨永調査事務所(高崎市)が手掛けた。

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