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群馬県桐生土木事務所

県桐生土木は童神沢で堰堤整備へ

2024/03/05 群馬建設新聞

県桐生土木事務所はみどり市東町花輪地先で堰堤整備および渓流保全工を進めており、月内中に渓流保全工および落差工の発注を予定する。発注方法は検討中としている。

施工箇所の童神沢は渡良瀬川の支川であり、整備計画の下流側の童神沢が国道122号と交差する箇所から約30mの区間を施工する。渓流保全工は30mで計画し、落差工は3基予定。延長および高さは次の通り。◇1号落差工=L12・4m、H4・5m◇2号落差工=L7・4m、H3・5m◇3号落差工=L8・1m、H3・7m-。落差工については先行して発注しており、山藤組(桐生市)が施工を手掛けている。

整備は渓流が荒廃しており、大雨などにより、土石流や流木が発生する可能性があるために実施。堰堤整備により、大雨などによる土石流や流木の被害リスクを軽減する。保全対象は、ちえのみ保育園やわたらせ渓谷鉄道、花輪駅花輪ふれあいセンターなどとなる。

計画する砂防堰堤の規模は堤長23m、提高7・5m、コンクリートボリューム411・4立方m。22年度の補正で工事を発注しており、同じく山藤組が施工を手掛けた。

設計業務は砂防堰堤詳細設計業務および流域保全工などを含めて、技研コンサル(前橋市)が手掛けた。

なお、24年度は残る渓流保全工および落差工の工事を実施して事業完了を目指す方針を示している。

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