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群馬県県土整備部

県県土整備部 2024年度主要事業示す

2024/03/28 群馬建設新聞


県県土整備部は2024年度の主要事業を明らかにした。「災害レジリエンス№1の実現」では重点災害アクション(5か年重点レジリエンス戦略)に10億7392万2000円を計上するなど221億5846万9000円を配分。「多様な移動手段の確保」には93億9346万3000円を確保した。

「災害レジリエンス№1」の実現では、「5か年重点レジリエンス戦略」の重点災害アクションとして、利根川(伊勢崎市、玉村町)や大川(太田市)などの整備を進め、社会経済の壊滅的な被害を回避する河川整備の加速化させる。また、頻発化する豪雨に対応する河川やダムの機能維持・回復として桐生川(桐生市)や霧積ダム(安中市)などで事業を進めるほか、住民の主体的な避難行動を促す情報を充実させるため、危機管理型水位計や防犯監視カメラの設置を行う。

中期レジリエンス戦略は「防災インフラの整備」や「避難のサポート」に210億8454万7000円を配分。碓氷川(高崎市、安中市)や多々良川(邑楽町)で防災インフラ整備を行うほか、尻谷沢(渋川市)やはるな郷A地区(高崎市)、生須地区(中之条町)で対策事業を進める。また、上信自動車道や西毛広域幹線道路、渡良瀬幹線道路、主要地方道水上片品線などを整備し、災害にも機能する強靱な道路ネットワークを構築する。加えて「避難のサポート」として、マイ・タイムラインの作成支援や高精度の地形情報を用いた砂防基礎調査などを実施する。

「多様な移動手段の確保」では、自動車交通網の整備へ71億2323万9000円、歩行者・自転車の安全な移動空間の整備に22億7022万4000円を確保した。県道苗ヶ島線飯土井線波志江飯土井工区や主要地方道昭和インター線森下工区、県道金井高崎線金井工区で道路ネットワークの構築を図るほか、主要地方道桐生伊勢崎線阿左美大原工区や主要地方道前橋長瀞線綿貫工区・高崎工区、主要地方道寺尾藤岡線山名工区などで道路整備を行う。また、子どもたちが安心して通学できる環境の整備として、国道353号北牧工区や県道井野停車場線井野町工区、都市計画道路中央通り線などの事業を促進する。

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