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栃木県真岡市

真岡てらうち産業団地、調整池1.6億円で着工、街区2カ所造成、区画道路1.3㎞

2024/03/28 日本工業経済新聞(栃木版)

 真岡市は、真岡てらうち産業団地(団地面積約21・4ha、分譲面積約14ha)の整備を推進している。2024年度は1街区と4街区の宅地造成、区画道路と管理道路の築造、汚水管渠整備、造成森林・排水路工事、市道113号線道路改良、調整池整備、雨水管渠布設、配水管布設を実施する。当初予算に一般会計、特別会計を合わせ事業費約9億円を計上した。総事業費は約45億円。24年度末の第2期予約分譲開始を目指す。工事完了は25年度末、土地引き渡しは26年度を予定している。

 宅地造成は工事費5040万円。1街区(約3ha)は団地東側に位置。接道は西側に国道408号、南側に市道122号線、東側に市道4221号線。4街区(約1ha)は団地西側に位置し、接道は東側に市道4243号線、北側に市道113号線。工事発注は第1四半期を予定。粗造成までを実施する。

 区画道路と管理道路の築造工事は1億8720万円。区画道路は2街区(約6ha)の西側と北側の接道。西側は市道113号線と市道4243号線の交差点、北側は国道408号に接続する。施工延長540m、幅員10m。北側が盛土中で工事発注時期は第3四半期以降を見込んだ。

 管理道路は3街区(約3ha)南側320mと4街区南側170mで道路築造、1街区北側90mで舗装工事を実施。消防車両通行用で幅員は5m。防火水槽は3街区南側と1街区北側に設置する。工事費には北側管理道路に接続する市道4221号線の延長180m、幅員9mの側溝、路盤、舗装工も盛り込んだ。南側道路は第3四半期以降、北側道路の舗装工は第1~2四半期の発注予定。

 汚水管渠は工事費9900万円。整備延長900m。団地内を東西に横断する市道113号線で400m、地区外の4243号線で延長500mを埋設する。流末は第4工業団地内のポンプ室。雨水管を先行するため第3四半期以降に発注する見込み。

 造成森林・排水路の工事箇所は2街区区画道路北側。工事費3150万円。山林25%を確保するため、高低差のある区画道路法面への植樹を想定。排水路は造成森林内にU型側溝延長210mを布設する。第3~4四半期の発注予定。

 市道113号線道路改良は工事費7650万円、用地取得費200万円、物件移転補償費4800万円。計画延長700m。現道幅員11mを17mに拡幅。幅員構成は車道3m×3、路肩1・5m×2、歩道2・5m×2。側溝と歩道築造が着工中。

 24年度は2街区に接道する延長300mで車道工事を予定している。発注時期は第3~4四半期。

 調整池は工事費1億6278万8000円。今年度に土工事が完了し、24年度は大型のブロック積み工事を実施する。国庫補助申請中で採択を受け次第、準備を整え発注。24年度内に完成させる。

 雨水管渠工事は1億3110万円。24年度は市道113号線と市道122号線で延長397mを施工。管径は上流から下流で600~1200㎜。調整池同様、国の補助金を活用するため採択後の発注となる。国道408号横断部は雨水、汚水管ともに工事が完了。市道113号線と市道4243号線との交差点から調整池接続部までの区間は発注済み。

 配水管は区画道路に延長183m、ポリエチレン管75㎜を布設する。水道事業会計に産業団地を含めた配水管布設工事費6984万4000円を計上。雨水管渠工事と併せて発注する考え。

 真岡てらうち産業団地は1日から2街区の第1期予約分譲を開始。産業団地整備室によると、多数の問い合わせが寄せられているという。

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