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23町村の24年度予算まとめ

2024/03/30 群馬建設新聞


県内23町村の2024年度当初予算が示された。普通建設事業費および工事請負費総額の合計は236億4841万1000円で、対前年度比9・5%増となった。14町村が対前年度比で増加しており、庁舎建設事業に着手する大泉町が185・8%増ともっとも増加した。(※4~5面に関連表)

対前年度比で普通建設事業・工事請負費総額が増加している町村は◇榛東村=31・9%増◇吉岡町=55・1%増◇上野村=35・8%増◇神流町=27・4%増◇下仁田町=106・6%増◇嬬恋村=29・6%増◇高山村=41・1%増◇東吾妻町=30・7%増◇片品村=0・5%増◇みなかみ町=130%増◇玉村町=23・7%増◇千代田町=66・5%増◇大泉町=185・8%増◇邑楽町=55・3%増-で、大泉町とみなかみ町、下仁田町の3町村が100%を超えている。

3町村のうち大型事業が控えているのは大泉町とみなかみ町。185%増となった大泉町では、新庁舎の建設工事に着手する。25年度分の債務負担行為も含め工事費約60億円で事業を推進する。新庁舎の構造はRC造(プレキャストコンクリート造)一部S造とし、延べ床面積は庁舎のみで約7192㎡となる。

130%増のみなかみ町は小中学校統合推進事業が要因となる。25年度債務負担行為分と合わせて事業費は約25億円となり、古馬牧小学校、桃野小学校、月夜野北小学校の3校で統合を計画。桃野小学校の敷地を活用して校舎を建設する。

このほかの大型事業としては邑楽町で大黒第2町営住宅の建て替え工事費に25年度債務負担行為と合計で約16億6000万円の工事費を充てる。RC造3階建ての住宅を2棟を建設する。延べ床面積は2477・52㎡、戸数は54戸となる。

草津町は天狗山レストハウス建て替え事業に24~25年度の工事費へ3億5000万円を配分。新施設の詳細は現在も詰めているところで、既存施設はRC造一部S造、延べ床面積3273㎡の施設となる。

東吾妻町では中央公民館耐震補強工事費に約3億1000万円を計上。RC造2階建て、延べ床面積1658㎡の施設で、耐震補強および長寿命化を行う。

長野原町は工事費約2億7000万円で、応桑小学校をを診療所へ改修する。校舎1階を中心に病院として利用するほか、院外薬局や地域住民が集まれるオープンスペースも整備する方針。

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