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明和工業 スマートエアバルブがゴールド技術に認定

2024/04/05 新潟建設新聞

 明和工業が開発した農業用水用空気弁「スマートエアバルブ」が、Made in 新潟新技術普及・活用制度のゴールド技術に認定された。

 同技術は、農業用水パイプラインに設置する空気弁で、農業用水に混入する、ごみや土砂などの異物が弁座部や作動部に付着することを防止する構造により、空気弁の止水不良や作動不良を防止できる。

 従来は、上水道用空気弁が使用されることが多かったが、上水道用の空気弁は弁座部や作動部周囲に水が満たされる構造のため、異物混入が多い農業用水では、ごみ等が空気孔を閉塞し、空気弁の機能不全を起こす恐れがあった。同技術では空気弁上部に空気層を閉じ込めて弁座部が水没しない構造のため、ゴミ詰まりを防止するほか、弁体周辺には十分な隙間を設けているため、泥などによる弁体の固着も防ぐ。また、素材はステンレス鋼およびプラスチックで、耐食性・強靱性にも優れる。

 同制度の登録173技術の中でも、ゴールド技術は活用実績が多く新潟県等の発注工事で活用された結果、「従来技術よりも活用の効果が高い」と有識者委員会で評価された技術で、同工法を含めて3技術が認定されている。

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