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Made in 新潟新技術普及・活用制度で新たに5技術を追加

2024/04/09 新潟建設新聞

 Made in 新潟新技術普及・活用制度に新たに5技術が追加登録された。新たに追加されたのは▽アドヴァンスが開発した全数連結対応型プレキャストブロック「SJRブロック」▽レックスの「蓄光コーンバー」▽太田材木店の建築木材トレーサビリティ管理システム「OHTAG木材管理システム」▽プレステージ・ワンの「AIカメラを使用した車両近接警告表示システム」▽新潟デックらが開発した開水路転落防止網工「だいじょうぶだ~ネット」―の5技術。

 アドヴァンスが開発した「SJRブロック」は、良質な石材の不足や熟練の石工が減少している地域において、大型ふとんかごの代わりに使用できるプレキャストブロック。従来の大型ふとんかごを段積みする構造からブロック同士を突起でかみ合わせる構造に変えたことに加えて、水平・上下方向を連結金具で一体化させている。

 レックスの「蓄光コーンバー」は、コーンバーリング部に蓄光原料を採用することで、保安灯が点灯しない薄暮時に発光し、セーフティーコーンの視認性を確保する。加えて、パイプ部の材料にポリカーボネートを採用し、耐久性・耐候性の確保と軽量化を両立した。

 太田材木店の「OHTAG木材管理システム」は、木材の伐採直後に伐採木へICタグを打ち込むことで、伐採から製材品の建築への利用までの過程における全データをITで管理し、トレースする。在庫の見える化と併せ製材品一つ一つの在庫管理が可能となる。また全データを一元管理することにより、人的ミス、偽装表示等のリスクも回避できる。

 プレステージ・ワンとデルタエフによる「AIカメラを使用した車両接近警告表示システム」は、AIカメラをセンサーとして使用して、現場への出入車両、交通誘導員に近接する一般車両や歩行者が存在することを表示装置により告知し、事故を防止するシステム。AIにより車両および人、進行方向を選択検出するほか、設置場所の自由度も高い。

 新潟デック、栄光産業、水倉組、グリーン産業が共同開発した「だいじょうぶだ~ネット」は、開水路の天端面に特殊取付金具を用いて耐久性が高い網状のネットを支圧定着する。水路面を全面的に覆うことで転落防止網を容易に設置できるほか、水路内の清掃を考慮し片側は脱着可能な特殊取付金具としている。

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