記事

事業者
新潟県柏崎市

DBO方式の新ごみ処理施設プロポを公告

2024/04/13 新潟建設新聞

 柏崎市は、新ごみ処理場の整備・運営事業者の選定へ公募型プロポーザルを公告した。DBO方式による同事業では、施設の設計・建設および20年間の運営管理費等など、予定価格に316億3200万円(税抜き)を設定している。

 5月24日まで参加審査書類を受け付け、事業提案書の提出は10月17日まで、12月上旬に最優秀提案者を特定。25年1月中に基本協定を結び、3月下旬に本契約を締結する。

 新処理場は、松波4地内のクリーンセンター敷地内での建設を計画し、焼却施設はストーカ式の2炉構成で1日当たりの処理能力は80t(40t×2炉)。粗大ごみ、不燃ごみを処理するマテリアルリサイクル施設は5時間当たり6・7tを見込む。またロードセル式の計量棟、管理棟、洗車棟、駐車場、構内道路などを整備する。

 現在のごみ処理場を稼働させながら隣接するリサイクルセンターを解体し、跡地に新施設を建設。新施設稼働後に現施設と仮設事務所などを解体撤去し、跡地にリサイクルセンターを整備する。

 2029年の新施設稼働を予定し、設計・建設の期間は29年3月まで。施設の運営期間は29年4月から20年間を予定。

 プロポーザルは、プラントの設計・建設業務を行う者を代表とする複数企業からなるグループでの参加とし、プラントの設計・建設を行う代表事業者は、過去10年間で稼働した一般廃棄物処理施設でボイラ・タービン式発電設備を設置し、1日当たり80t以上かつストーカ式の受注実績がある清掃施設の総合評定値が1300点以上の者。

 施設の設計担当者は、ボイラ・タービン式発電設備を設置した一般廃棄物処理施設の建築設計を一括して実施した実績を求める。

 建設を担当する事業者は、単体または複数の企業で構成し、少なくとも1社は建築一式の総合評定値1300点以上の県内本店業者で、ボイラ・タービン式発電設備を設置した一般廃棄物処理施設の建設を一括して実施した実績が必要。また、構成員のうち1社は市内本店業者とする。

 解体の担当者は、アスベストを含有する建築物の解体工事を元請けとして受注した実績がある市内本店業者。

 運営・維持管理の担当は過去10年間で稼働した一般廃棄物処理施設で、ボイラ・タービン式発電設備を設置し、1日当たり80t以上かつストーカ式の運転管理業務の実績がある者。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら